子供の近視の恐怖「強度近視」で失明の危険も!
近視について東京都内の小中学生1400人ほどを対象に調査したところ、全体の9割近くが近視という衝撃な結果が判明しました。
特に中学生の1割程度が、失明につながる病気を発症するリスクを伴う「強度近視」の恐れがあることが分かりました。
研究チームは早急な対策が必要だとしています。
近視は、目の眼球が前後に伸びるなどして焦点がうまく合わず、ぼやけて見える状態で、裸眼でおよそ17センチまで物を近づけないとはっきり見ることができない「強度近視」になると、将来、網膜剥離や緑内障など、失明につながる病気を発症する危険性が高まるとされています。
近視は子どもたちの屋外活動の減少に伴って増えているとされ、2050年には、世界人口の半数に当たる48億人が近視に、9億4000万人が強度近視に、なるという深刻な試算となりました。
大学の研究機関によると、日本では子どもの近視に関するデータもほとんどないとは驚きます。
そのため、近視対策は十分とはいえないです。
国のレベルで取り組むべき緊急の課題なのに、近視改善の対策が未熟とは信じられません。
小中学校で毎年やってた視力検査は本人に結果通知するだけで集計も分析もしていなかったのでしょうか。
また、中高年の中には、若い頃から近視や乱視によって疲れ目やドライアイなどに悩まされてきた人も多いです。
ひどい時には目を開けるのも辛い人もいます。
■強度近視の最悪な状態
近視が進行し、裸眼でおよそ17センチまで接近しなければくっきりと見えないほどの強度近視になると本当に危ないです。
眼球の奥にある網膜などの組織を損傷しやすくなり、伸びた眼球によって伸縮と圧迫されてしまいます。
最悪の場合、網膜剥離や緑内障などになってしまって失明につながる危険が高まるとされています。
とある病院では診断を受けた子どもの10人に1人程度が「強度近視」か、その可能性がある患者だったそうです。
裸眼視力は両目とも0.1以下、眼鏡を外すと10センチ先も正確には見えない状態の児童も少なくないです。
眼球が伸び、外からの光の刺激を受け取る網膜が薄く引き伸ばされていて、将来的に失明につながる網膜剥離になるリスクもあると診断されていました。
近視はアジアを中心に世界で急増していて、2050年には世界人口の10分の1にあたる9億4000万人が強度近視になると予測されています。
世界各地で近視になる人を減らすための対策が進められています。
最近の研究では、一日2時間、屋外で活動し、十分な量の光を浴びることで近視の発症を抑えられることが知られています。
太陽の光を浴びて、自然の中に身を置くという、動物が生きていく上で自然な環境を必要とするということでしょう。
不安をあおることは好みませんが、子供たちの未来のために、家庭環境、教育現場、自治体あげて対応してほしいです。
放課後に公園や外で遊ぶ小学生たちのをみかけることが少ないです。
利用されていない公園が増えているのも気になります。
お子様には家でゲームを控えて積極的に外に出て日光を浴びたくなるような環境を整えてほしいです。
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