中国でラーメンチャーハンのセット存在しない理由
チェーン店を含む日本の中華料理店のメニューでは「ラーメン」に「チャーハン(半チャーハン)」が付いたセットが定番です。
このようなセットメニューが中国の飲食店でも当たり前にあるものと、多くの日本人は思っているかもしれません。
しかし、中国人は『ラーメンとチャーハンを一緒に食べるなんてあり得ない』と言っていたという声もネット上では見られます。
中国の飲食店では、ラーメンとチャーハンのセットメニューは存在しないのでしょうか。
中国の飲食店において、日本的なセットメニューというのは基本的に、ファストフードのイメージがあります。
基本的に、ラーメンとチャーハンのセットは中国人にとってあり得ない組み合わせです。
2つとも主食なので、主食と主食の組み合わせだから一緒には食べないということです。
日本では主食はご飯かパンのように、単品での味が薄いもののイメージがありますが、中国での主食はご飯、饅頭(肉まんの具のないもの)、麺類すべてを指しています。
餃子も麺類に含まれるため、日本の中華料理屋さんにある「ラーメン+炒飯+餃子」のセットは主食の3段重ねとしか映らないそうです。
もしあるとすれば、日本に留学や長期滞在した経験のある中国人が経営する日本食レストランです。
ラーメンとチャーハンのセットメニューは日本独自のもので、日本の食文化を知っている経営者がいれば、このようなセットメニューが存在するかもしれません。
ラーメンだけでは物足りないから何かもう一つ!というのが始まりだと思います。
最近増えている台湾系中華料理店では普通にラーメンとチャーハン(ないし他のご飯物)がセットになってます。
日本の食文化に合わせているのだと思います。
本当に台湾の方が営んでいるのか、台湾と偽りながら中国系の方がやっているのかは定かではありませんが、台湾と赤い看板に書かれている中華料理屋は多いです。
安くて量が多くて美味しいです。
インドカレー屋も作っているのパキスタン人やネパール人が多いです。
台湾ラーメンは名古屋発祥だし、少し流行ってメディアにも取り上げられること多いから周知されているでしょう。
台湾ラーメン自体、日本で完成したもの。
店主が台湾系の人で地元に似た料理があるところ、それをアレンジして本家のものとは別物の今の『台湾ラーメン』があるそうです。
日本社会はよく独創性がないというが、本家とはもはや別物と言えるほどのアレンジ力はあるともいえるでしょう。
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