大人の遊び心!大人向けおもちゃ市場がもたらす心地よい変革
近年、大人向けのおもちゃが売れまくっています。
国内を代表する2大メーカーのバンダイナムコホールディングス、タカラトミーは、共に2023年4-9月の売上高が過去最高となりました。
おもちゃはギフト需要が膨らむ下期に数字が伸びる傾向がありますが、両社ともに上期ですでに好スタートを切っています。
業績の伸長に寄与しているのが、「大人向けのおもちゃ」です。
では、なぜ大人向けのおもちゃが売れているのでしょうか。その理由は、大きく分けて以下の3つが挙げられます。
【1】大人も楽しめるコンテンツの充実
近年、大人も楽しめるコンテンツが充実しています。
アニメや漫画、ゲームなど、子供向けだけではないコンテンツが人気を集めており、その流れはおもちゃにも波及しています。
例えば、バンダイナムコホールディングスが販売する「ガンプラ」は、子供向けのプラモデルとして人気を集めていましたが、近年は大人向けのハイエンドモデルも充実しており、大人からも人気を集めています。
また、タカラトミーが販売する「ゾイド」も、子供向けの玩具として人気がありましたが、近年はアニメや漫画の再ブームに伴い、大人からも注目を集めています。
【2】ストレス解消や趣味としてのニーズ
大人になると、仕事や家事、育児など、さまざまなストレスを抱えることが多くなります。
そのストレス解消や趣味としてのニーズから、大人向けのおもちゃが注目されています。
例えば、バンダイナムコホールディングスが販売する「レゴ」は、子供向けのブロック玩具として人気がありますが、近年は大人向けの複雑なモデルも充実しており、ストレス解消や趣味として人気を集めています。
また、タカラトミーが販売する「プラレール」も、子供向けの鉄道玩具として人気がありましたが、近年は大人向けの高級モデルも登場しており、趣味としてのニーズが拡大しています。
【3】高品質・高価格化
大人向けのおもちゃは、子供向けのおもちゃに比べて、高品質・高価格化が進んでいます。
その理由は、大人向けのおもちゃは、子供向けのおもちゃとは異なるニーズを満たすためです。
例えば、ガンプラやゾイドは、子供向けのプラモデルよりも、精巧な作りやリアルな仕上がりが求められます。
そのため、大人向けのおもちゃは、子供向けのおもちゃに比べて、高品質・高価格化が進んでいます。
これらの理由により、近年、大人向けのおもちゃが売れまくっています。
今後も、大人向けのおもちゃの人気は高まっていくと予想されます。
具体的な事例としては、以下のようなものが挙げられます。
・バンダイナムコホールディングスの「ガンプラ」は、2023年4-9月の売上高が前年同期比116.6%増となりました。
そのうち、大人向けのハイエンドモデルの売上高は、前年同期比249.7%増と大幅に伸びています。
・タカラトミーの「ゾイド」は、2023年4-9月の売上高が前年同期比106.0%増となりました。
そのうち、大人向けのハイエンドモデルの売上高は、前年同期比219.2%増と大幅に伸びています。
これらの事例からも、大人向けのおもちゃが売れまくっていることが明らかです。
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