歯周病が認知症を誘発!歯周病菌がアルツハイマー病の原因物質

   2022/11/26

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 歯周病菌が体内に侵入し、認知症の原因物質が脳に蓄積して記憶障害が起きる過程を大学の研究チームが解明した。

歯周病と認知症の関連は以前から着目されていました。

近い将来に認知症対策と原因追究に直結する可能性があるかもしれません。

 認知症の7割を占めるアルツハイマー病は、「アミロイドベータ(Aβ)」などの異常なたんぱく質が長年、少しずつ脳に蓄積し、発症や症状の進行につながるとされる。

近年、歯周病の原因菌やその毒素が血管を通じて体内に侵入することで、Aβが体内でつくられ、脳に蓄積することが解明されてきたが、蓄積の仕組みは詳しく分かっていなかった。

 九大や北京理工大(中国)などの研究チームは、マウスの腹の内部に3週間、歯周病菌を直接投与して感染させ、正常なマウスと比較した。

その結果、歯周病菌に感染したマウスの脳血管の表面では、Aβを脳内に運ぶ「受容体」と呼ばれるたんぱく質の数が約2倍に増えていた。

脳細胞へのAβの蓄積量も10倍に増えた。

 暗い部屋に入れば電気ショックを受けることを学ばせた記憶実験では、正常なマウスは5分間、明るい部屋にとどまり続けたが、感染マウスは約3分で暗い部屋に入ってしまい、記憶力低下が裏付けられた。

 一方、Aβを運ぶ受容体の働きを阻害する薬剤を使えば、感染した細胞内を通るAβの量を4割減らせることも確認できたという。

 歯周病菌が、異常なたんぱく質が脳に蓄積することを加速させてしまうことが明らかになった。

歯周病の治療や予防で、認知症の発症や進行を遅らせることができる可能性がある。

 ドイツは子供のうちの矯正は全額国負担だし他の諸外国でも保険制度の力を入れています。

先進国で歯並びが悪いのは日本人くらいです。

禁煙外来保険適用するくらいなら歯の矯正のほうがよっぽど優先度が高いはずです。

国が世界で通用するグローバルな人材を育てようと思うなら、直接的ではないけど国民の歯のためにもっとお金を使ったほうがよい。

矯正必要な人も中にはいるだろうけど、問題は他にあるでしょう。

3か月に一度の定期健診と歯垢除去、日々毎食後の歯磨き。

ブラッシングだけじゃなくてフロスと歯間ブラシ使うべきです。

歯周病の予防にとって重要な要素を挙げるとすれば色々あります。

歯垢を溜めないために、食後と就寝前に歯をブラッシングする。

デンタルフロスで歯間の清掃も有効です。

歯石を放置しないために、歯科医で除去するべきです。

喫煙しないならば、一酸化炭素が血流を阻害して歯周病になりにくくなります。

ストレスを溜めないならば、歯周病を悪化させるのを予防できます。

体質として、虫歯になりやすいのと歯周病になりやすいというのは別。

虫歯になりにくい人は歯を清掃するのを怠り、歯周病になりやすいという皮肉な結果を招く恐れもあります。

軽度の歯周病や歯肉炎を放置しないために、早期に口腔衛生に精通している歯科医にかかるべきです。

歯並びは飽くまでブラッシングしやすいかどうかに関わる程度の影響でしょう。

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