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自分ひとりでは、いくら優秀だったとしても、できることは限定されてしまいます。

ビジネスにとって大事なのは、自分のスキルに加えて、仲間と人脈です。

社会人でスキル獲得している人たちには、共通するある特徴があります。

それは、学んだことを役立てる機会がある人であり、学んだことは仕事など実際の場に活用しようとするスコアが高いことです。

これまでの研究でも、インプット型で学ぶか、アウトプット型で学ぶか、という学習スタイルの違いが、知識維持率の違いをもたらすことがわかっている。

大学生を対象とした調査では、教室で講義を受ける学び方、つまりインプット型の学び方では、半年後に自分の学んだ内容を人に適切に説明できるレベルで知識を維持できる学生の割合は10％以下だった。

一方、小グループでの学び合いを行った学生では、知識維持率が70％だったことが分かっている。

社会人がアウトプットの場を想定することで、日々の学習行動に変化が見られるのか、ある企業における定点調査を実施した。

その結果、アウトプットの機会を設けることが個人の学習を促進していること、それによって組織の対話が生まれやすくなっていることが明らかになっている。

アウトプットの場をまず設定し、それに必要な準備をする。

これによって、自分の不足に改めて気づくことができる。何を学んだらよいのかが、明らかになる。

何を学ぶにせよ｢学んだことを役立てる機会、実務で活かす｣ことが重要です。

中学校から大学まで座学の授業で英語を勉強しましたが、ほとんどアウトプットする機会がなくて英会話することができなかったです。

その後に20代で社会に出たときの英語力は悲惨でした。

仕事で英語が必要に迫られ、四苦八苦しながら英語を使うようになって、ようやく克服することができました。

何をやるにしてもアウトプットの機会があって初めて、身につくのだと思います。

スキルも学ぶだけではなく、スキルを活かすことが大切です。

インプット（準備）→アウトプットを繰り返すことで、様々な能力を高めることができます。

スキルを獲得すればなんとかなる時代ではありません。

自分の価値を真剣に高めようとするのなら、まず自分がどうあるべきかを考える必要があります。