いきなりステーキ客足急減!敗因として浮上する予測不能な市場変動

   2026/01/12

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2013年に創業した「いきなり!ステーキ」は、立ち食いステーキという新業態で人気を博し、2019年には全国に489店舗を展開するまで急成長を遂げた。しかし、その後は業績が悪化し、2023年10月現在では188店舗にまで減少している。

いきなりステーキの凋落には、主に以下の4つの原因が考えられる。

■1. 競合他社の参入と価格競争

いきなりステーキの成功を受けて、多くの競合他社が立ち食いステーキ店をオープンした。その結果、価格競争が激化し、いきなりステーキの競争力が低下した。

例えば、2019年には、いきなりステーキの看板メニューである「300gステーキ」の価格が、1,000円から1,100円に値上げされた。しかし、競合他社は、1,000円以下の価格で300gステーキを提供しており、いきなりステーキの価格競争力が低下した。

■2. 肉質の低下

いきなりステーキは、立ち食いステーキでありながら、高品質な肉を提供することを売りにしていた。しかし、急速な店舗拡大に伴い、肉質の低下が指摘されるようになった。

例えば、いきなりステーキの創業者である一瀬邦夫氏は、2020年に「肉質が落ちてきた」と発言した。また、一部の店舗では、冷凍肉や輸入肉が使用されているという指摘もあった。

■3. 従業員の疲弊

いきなりステーキは、立ち食いステーキでありながら、オーダーを受けてから目の前で焼き上げるというスタイルを採用している。そのため、従業員の負担が大きく、疲弊が指摘されていた。

例えば、いきなりステーキの従業員は、1日10時間以上働くこともあるという。また、休憩時間が短く、給与も低いといった声もあった。

■4. 経営陣の判断ミス

いきなりステーキの経営陣は、いくつかの判断ミスを犯した。例えば、2021年には、新型コロナウイルス感染症の影響で客足が減少する中、大幅な値上げを実施した。

また、2022年には、いきなりステーキの看板メニューである「300gステーキ」の価格を、1,100円から1,380円に値上げした。しかし、この値上げは、客離れを加速させる結果となった。

以上の4つの原因が重なり、いきなりステーキは凋落へと追い込まれたと考えられる。

いきなりステーキは、現在、投資ファンドとの事業提携を発表しており、再建に向けて動き始めている。しかし、競合他社の存在や、消費者の嗜好の変化など、課題は山積している。今後の再建の成否が注目される。

なお、いきなりステーキの凋落は、飲食業界全体の課題を反映したものでもある。近年、飲食業界では、競合他社の参入や、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、多くの企業が経営難に陥っている。いきなりステーキの凋落は、飲食業界の再編が進むきっかけとなる可能性もある

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