政令恩赦に疑問の声!なぜ必要?何のため?被害者の配慮は?

政府は天皇陛下の「即位礼正殿の儀」(即位の礼)にあわせて、犯罪で罰金刑を受けた医師などの資格制限された人を救済する「政令恩赦」の復権令を公布し、即日施行した。

犯罪被害者に配慮し、重大犯罪が含まれる懲役刑や禁錮刑となった人は対象から除いた。

国家の慶弔時に多い一斉実施では、平成5年の天皇陛下と皇后さまのご結婚時以来26年ぶりで、現行憲法下では11回目です。

恩赦は国家の慶弔時に、刑事裁判で決まった刑罰を政府が消滅・軽減させたり、有罪で停止した公民権などの資格を回復させたりする制度。

内閣が対象となる刑や罪、基準日などを定めて一律に実施する政令恩赦では、資格制限を回復させる復権だけに限定する。

罪種は問わないのは恐ろしいです。

約8割が道交法違反などの交通事件関係で公職選挙法違反者約430人も含まれていて、これに納得できない人は多いです。

今回の恩赦は2019年10月21日時点で罰金納付から3年が経過した人が対象。

罰金刑になると、納付から5年間、国家資格を得られないが、復権の対象になれば制限が回復され、国家試験を受けられるし、公選法違反で失われた公民権も回復されるというのだからビックリします。

 

■恩赦

行政権によって裁判で確定した刑罰の内容を変更させたり、消滅させたりする制度です。

内閣が決定し、天皇が国事行為として認証する。

内閣が罪や刑の種類、基準日などを定めて一律に実施する「政令恩赦」と、個別に出願を受けて行われる「個別恩赦」の2種類。

政令恩赦には有罪判決が無効になる「大赦」、刑を軽減する「減刑」、資格制限を回復する「復権」がある。

個別恩赦のうち、病気などで回復の見込みが低い受刑者や刑の執行が長期間停止されている高齢の受刑者らを対象にした「特別基準恩赦」が実施される。

反省している反省していない等に関係なく、恩赦を受けれるのだからこれぞまさに棚ボタです。

しかも、罪種や罰金額に制限はないとのこと。

内訳を見ると無免許運転や酒気帯び運転など道路交通法違反が65.2%、人身事故に基づく過失運転致死傷等が17.4%、暴行・傷害が3.3%、窃盗が2.6%となっています。

その他の罪名が11.4%です。

これには投票買収など公職選挙法違反に問われた約430人、脅迫、器物損壊、建造物侵入、名誉毀損、賭博、威力業務妨害、海賊版配信、危険ドラッグ所持、ダフ屋、ストーカー、動物虐待といった様々な犯罪のほか、痴漢や盗撮、児童買春、淫行条例違反、児童ポルノ所持なども含まれているとは驚きます。

被害者がいる犯罪であっても、その詳細を確認しないで一律に恩赦が認められるわけです。

これでは国民感情や被害者らの心情に配慮したとは言い難いです。

55万の罪人が得をして1億余の一般人が不愉快な思いをするような制度ならば考えを改める時代でしょう。

重罪者は除くと言いながら、実際はここまで広い範囲で多数の犯罪者に恩赦を適用したことに強い失望を覚えるのも仕方がない。

どさくさに紛れて、国が上層部などの身内の人間の罪をかき消して自分たちの汚点を消すための制度にしてしまってはいけない。

あおり運転などの故意に危険に晒した受刑者、人に危害を加えて処罰を受ける者、盗み横領や詐欺などで損失を与えた者、政治家や医者や弁護士などが権力を駆使して仕事上で起こした罪など、

これらを恩赦の対象にするのは果たして正しいのか・・・疑問が残ります。

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