資生堂が買収した理由!米スキンケアブランドを傘下、アジア展開を脱却?

資生堂は2019年10月8日、米国の若者向けスキンケアブランド、ドランクエレファントを8億4500万ドル(約900億円)で買収すると発表した。

日本ではそれほど知られていないようですが、アメリカでは非常に人気のブランドです。

収益性の高いスキンケアブランドの獲得により、アメリカでの事業展開拡大を踏まえて収益基盤の強化を目指しているのでしょう。

米地域本社を通じて買収する。買収資金は、手元資金および銀行借り入れを充当する。

Drunk Elephantは、日本ではまだそれほど知られてないかもしれません。

しかし、アメリカのスキンケアブランドの一つで、世界的なコスメ専門ショップ「SHEPORA」でも販売している人気のブランドです。

現在の顧客は殆どがアメリカ人でそれもティーンを始めとしたGen Zです。売上の7割がSephora、半分がECさいです。

特にターメリックを用いたフェイスパックは、化粧品サンプリングの定期購買サービス最大手である「ipsy」が取り上げて以来、爆発的な人気となりました。

肌に良くない6つの成分を一切入れないというコンセプトと、使用者たちと積極的にコミュニケーションを取ることで注目を集めています。

アメリカビューティー市場を分析するDrunk Elephantが今後の海外ビジネスにプラスになると、資生堂は分析して買収に踏み切ったのしょう。

日本マクロ経済の経緯から4050代が中心の日本の高級コスメ利用者がドランクエレファントを知らないのも無理はない。

日本にはSephoraがないから知名度が高くないのかもしれません。

北米のティーンエージャーの女の子はほとんど知っています。

ナチュラルスキンケアを主張していて、「クリーン・ビューティー=肌と環境に悪い成分使わない」を基本コンセプトにしているので価格帯はこの世代向けとしては高めです。

しかし、いずれSKIIを使うような年齢層ですから優良顧客になります。

20、30年後を見据えると、アンチエイジング市場を取り込むためには、今から若年層にも資生堂ブランドを浸透させないと未来が無いという判断でしょう。

資生堂の事業は、中国市場の成長に支えられえて、欧米は業績悪化していました。

中国から東南アジアに拡大を急ピッチで進めて、それを好感して株価は最高値近辺をずっとウロウロしています。

ところが、急速にアジア全体が弱体化してきているデータも目立ってきて焦りを感じているのかもしれません。

そのため、欧米へのテコ入れが早急に必要だと判断したのでしょう。

一方、このタイミングでM&A成功する辺りはIRでは触れずともアジア依存は危険だと分かっていたのかもしれませんね。

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