ジョナサンアイブ氏がApple退職と新会社設立の意義

米アップル(Apple)は、「iPhone(アイフォーン)」などの製品の開発で中心的な役割を担ったジョナサン・アイブ(Jonathan Ive)最高デザイン責任者(CDO)が、自らの会社を立ち上げるため年内に退職すると発表した。

アップルは、アイブ氏の退職理由について「アップルなどを主要顧客とする独立したデザイン会社をつくるため」だと説明しています。

ティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)は「ジョニーはデザイン界で唯一無二の人物であり、アップル再生で果たした役割はどんなに強調してもしきれないほどで、1998年の革新的なiMac(アイマック)に始まり、iPhone、そして彼が多大なエネルギーと関心を注いできた前例なき野心的事業であるアップルパーク(Apple Park)にも及んでいる」と述べた。

Apple のデザイン最高責任者、ジョナサン・アイブ氏が2019年末でAppleから独立し「LoveFrom」という新しいクリエイティブファームを設立しています。

その最初のクライアントがAppleになるそうです。

アイブ氏としては、Apple製品開発に長い長い年月深く携わりたい意向だそうです。

アップル時代のアイブ氏はほぼ全てテクノロジーに力量を注がれてきました。

その一方で、近年は、Apple Store内の新しい什器やApple Parkに携わり、テクノロジー以外の分野にも仕事の幅を広げていきたいのかもしれません。

社内ではデザインチームを束ねた経験を持つのCOOジェフ・ウイリアムス氏が統括し、工業デザイン、ヒューマンインターフェイスデザインをまとめることになるのでしょか?

Appleの時代区分として考えられる点として、製品デザイン主導型の「ジョブズとアイブ時代」によってMacの再起と復活に成功し、iPhone・iPadなどのヒット作品を生み出してきた2010年までがあるとすれば、今はは地球環境問題を中心にイノベーションを起こす「クックとジャクソン時代」だと位置づけられます。

6月17日、日本の環境省で、Appleで環境・政策・社会イニシアティブを担当する副社長リサ・ジャクソン氏が、循環型社会への挑戦をテーマとしたCEチャレンジで先端事例としてアワードを受賞しました。

すでにAppleは100%再生可能エネルギーへの転換を実現しています。

サプライヤーや中国に対しても、同じ転換を行うために投資しています。

実際にMacBook AirやMac miniでは、100%リサイクルアルミで本体を作るなど、「良質な製品を作ると同時に環境に良いことを一緒に実現する」と語り、環境対策はAppleで最もクリエイティブな仕事だとしています。

クリエイティブの在りか、何が企業全体を主導するのかは、時代によって変化しています。

しかし、工業デザインから地球環境へのシフトチェンジという課題に対して、真っ向から加速しているのを改めて実感しています。

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