ソフトバンク上場の日本初の戦略!仮条件幅ない一本値の設定の裏情報

ソフトバンクは11月30日、新規株式公開(IPO)時の売り出し価格の仮条件を1500円にすると発表しました。

想定売り出し価格と同じだったので大騒ぎにはなりませんでしたが、仮条件の幅ない「一本値」に設定するのは日本初です。

これを意味しているのは、ソフトバンクが株式への需要に対する自信の表れだといわれています。

発表によると、仮条件は個人・機関投資家の需要分析や現在の相場環境などを検討した上で決定したそうです。

仮条件を基に計算した資金調達額は最大で2.65兆円、上場時の時価総額は7.18兆円との見込みです。

ソフトバンクは東京証券取引所に上場する前に購入希望の申告を受け付けるブックビルディング期間を経て、売り出し価格が決定します。

需要動向に応じて追加するオーバーアロットメント分を含めた売り出し株数はおよそ17億6400万株だといわれています。

関係者によると、2兆円規模に及ぶ国内個人投資家向けの売り出しにめどがついた。

知名度の高さと85%の高配当性向が好感され、これまで株式投資を行っていなかった新規マネーに加え、証券口座にある待機資金が動き始めている。

需要はありそうなのは分かりやすいけど、上場が当たり前すぎて話題を作りにくい上場なのが現実です。

そんな最中、一本値にすることで「日本初」という分かりやすいキャッチを作るソフトバンクのPR戦略が素晴らしいとしか言いようがないです。

サウジアラビアの事件の影響によって、需給バランスが厳しいかと思っていましたが、仮条件と同額で大丈夫という判断に至ったようです。

マザーズ銘柄と違って、知名度の高さと85%の高配当性向という大きな武器が功を奏したのと、特に85%の高配当性向は魅力となったのでしょう。

ただし、この高配当をいつまでも維持できるのかどうか疑問もあります。

親子上場になりますので、子会社であっても1部上場会社として健全性と独立性のコンプライアンスを確立して維持できるのか消極的な論調もあります。

万が一、独立性を保てないような事態に陥るならば、長期保有への不信感が高まる可能性もあります。

いずれにしても、今回の場合、個人投資家や機関投資家だけでなく、そのネームバリューから株式投資未経験者からの新規流入や待機資金の流入も見込めそうです。

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