キリンもウイスキー原料不足で高価格帯に転換した理由

キリンビールは28日、原酒不足のため、同社の主力ウイスキーである「富士山麓 樽熟(たるじゅく)原酒50度」を2019年の春ごろを目安に販売終了すると発表しました。

国内大手ではアサヒビールが「余市」「宮城峡」で、熟成年数を表記した商品群の販売を終えていて、2018年にはサントリースピリッツが「白州12年」、「響17年」の販売休止するなど、国産原酒不足の影響が蔓延しています。

キリンによると、28年に「富士山麓 樽熟原酒50度」を開発して世に出しました。

店頭想定価格が1700円で、国産としては手の届きやすい価格帯であること、また、ハイボールブームとなった当時から予想を上回るほどの売上げをたたき出していました。

利益挙がったのは良かったですけど、将来的に安定供給が難しくなってきて販売終了を決断したそうです。

一方で、2018年8月に発売した「富士山麓 シグニチャーブレンド」は販売を継続します。

年代を重ねた原酒を確保するのが難しくなってきて、中・低価格帯よりも、高価格帯に移行するのは自然な流れです。

国産ウイスキー各社は中・低価格帯の商品を終売にし、高価格帯へシフトするという戦略は賢明でしょう。

原酒不足の影響が深刻であるほど、ある意味、ウイスキーの品質向上になるかもしれません。

日本のウイスキー業界がさらに成長するのを期待しています。

基本的に日本のウイスキーは品質に対して割安だと思われています。

シングルモルトならニッカの余市、プレンデットだとサントリーの響は、絶賛されています。

シングルカスクや年代物になれば絶品だと評価されてることもあります。

もちろん値段は張りますが、世界で比較するとそれでも安いです。

割安すぎて投資の対象になる一方で、希少性に拍車がかかりすぎて飲みにくくなってしまいました。

低価格帯の富士山麓は消費にたいして供給と貯蔵の量のバランスが取れなくなり、
高価格帯に変えることが必要だったということでしょう。

 

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