緊急時でも飛行機の操縦資格なしで動かすと逮捕される?

緊急事態とはいえ免許を持っていない人が、船や飛行機などを操縦や運転すると処罰対象になるでしょうか。

今回は、車や飛行機などを無免許で運転した場合、どのような罰則があるのか紹介します。

 

■免許を取得できる年齢

無免許運転についての罰則を説明する前に、各免許の取得年齢を説明したいと思います。

取得年齢の要件は、最低限、自動車の運転をするには一定の判断能力が必要だと理解されています。

 

【ボート】

ボートを操縦するには小型船舶操縦士免許が必要です。

小型船舶操縦士免許には、1級、2級、特殊小型などがあります。

1級免許を取得できる年齢は18歳以上ですが、2級と特殊小型は16歳以上であれば取得可能です。

1級と2級の違いは運転できるボートの大きさと航行区域が違います。

これは、運転する能力にかかわる問題なので、明確な区別が必要となるのです。

2級小型船舶操縦士免許を所持していた場合、

ボートの大きさ・航行区域・総トン数20トン未満プレジャーボートは24m未満・平水区域および海岸より5海里(約9キロメートル)以内です。

操縦した場所とボートが上記までなら問題ないです。

実際には、遠出をしないのであれば2級で足りることが多いでしょう。

 

【自動車】

ハワイ州では、車の免許取得年齢は16歳以上です。

ハワイで免許を持っていたとしても日本で運転することはできません。

日本で運転免許が取得できるのは18歳になってからです。

そして、海外で取得した免許を日本の免許に切り替えることができる年齢も18歳以上です。

日本人であれば、日本の法律が適用されるのは当然です。

もしハワイで免許を取得していても日本で運転することはできません。

 

【ヘリ・飛行機】

ヘリと飛行機を操縦する場合には、資格の取得が必要です。

以下の3種類があります。

・自家用操縦士資格

・事業用操縦士資格

・定期運送用操縦士資格

ヘリと飛行機それぞれに上記3つの資格があり、自家用操縦士資格は航空機を飛ばしたことの対価として報酬を得ずに趣味などで運転する場合に必要となります。

事業用操縦士資格は業務としてヘリや飛行機を運転する場合に、定期運送用操縦士資格はジャンボジェットなど構造上2人以上での運転が求められるものを操縦する際に必要となる資格です。

操縦士資格を取得するためには国家試験を受験しなくてはなりません。

自家用操縦士資格の場合、17歳以上で総飛行時間40時間以上などの飛行経歴があれば受験することができます。

確かに航空法第二十六条及び航空法施行規則第四十三条に規定されているものは、飛行機の年齢制限は上記のものです。

しかし、年齢以外に旅客機の操縦には、施行規則第五十四条「構造上、二人の操縦士を要する航空機」となり、事業用操縦士以上の有資格者が必須です。

且つ有効な第一種航空身体検査証明書、航空無線通信士を法第六十八条の規定で携帯しなければならないので、航空従事者技能証明だけでは操縦できません。

ちなみに、飛行訓練は16歳から始めることができるので、自家用操縦士資格を取得していた可能性はゼロではありません。

 

■無免許運転した場合の罰則

無免許であった場合どのような罰則を受けるのでしょうか?

 

【ボート】

ボートの無免許運転の場合、運転した者だけでなくボートの所有者にも罰則があります。

無免許運転した者には『30万円以下の罰金』、所有者は『6ヶ月以下の懲役または100万円以下の罰金』に処されます。

 

【車】

車を無免許運転した場合、道路交通法違反にあたり『3年以下の懲役または50万円以下の罰金』に処されます。

 

【ヘリ・飛行機】

ヘリや飛行機の無免許運転にもちゃんと罰則が存在しており、航空法149条で定められています。

操縦士の資格を持っていないのに飛行機やヘリを運転した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金に処されます。

上記のような無免許運転に対する罰則が規定されていますが、緊急事態であったときの運転は違ってくるのでしょうか。

これをもって刑罰法規を発動するかどうかは問題となり、刑法上緊急避難として違法性を認められない可能性があります。

実際、緊急事態において無免許で車などを運転するのは法律違反になるかならないか状況に応じて違います。

・警察などの捜査機関が犯人追跡のために無免許で水上バイクやボートなどを運転した場合は違法ですか?

これは正当業務行為の範囲内といえるかどうかは、どのような操縦したのかによります。

犯人追跡するためであってもひどい走行すれば、緊急避難の範囲を逸脱します。

しかし、少し動かすくらいなら緊急避難が成立する余地もなくはありません。

・身の危険を感じる場面で逃走のために無免許で車を運転した場合は違法でしょうか?

緊急避難というより、正当防衛にも該当します。

ただし、過剰避難、過剰防衛が成立して、減刑や免除の余地はあるとしても違法行為と評価されてしまう可能性が高いです。

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