男性が乳がんになることもあるという事実をご存知ですか?
乳がんは女性で最も多いがんですし、身近に疾患につらい思いをしているを目の当たりしている方もいるでしょう。
2013年、ハリウッドスターの女優、アンジェリーナ・ジョリーが「乳がん予防のための乳房切除」を告白し、衝撃を与えましたが、乳がんと聞くと女性に特有の病気と思う人が大半だと思います。
しかし乳がんは、女性に比べればわずかとはいえ男性もかかる病気です。
乳がんとはどのような病気なのでしょうか?
またどのような人が乳がんになりやすいのでしょうか?
■乳がんは男性には関係ない?
結論から申し上げると、男性でも乳がんになる可能性があります。
乳腺は男性にも少ないながらも存在していますので、男性も乳がんになり得ます。
男性の乳がんに対する知識の普及と早期検診の必要性を訴えるべきです。
KISSの元ドラマーであるピーター・クリスは、乳がんを発症し乳房切除術を受けました。
男性に発症しない病気なのかというと、全く違います。
あまり認知されていませんが、男性も乳がんを患うことがあって、その患者数が増加傾向にあります。
また、近年になって、メタボリック症候群が乳がんのリスクになることが判明しました。
男性のビジネスマンにとって、どうらや現代病や生活習慣病の一つとして注意するべき病気であることが明らかです。
男性の乳がんの頻度は女性の100分の1程度なので非常に稀です。
そのためか男性が乳がんになるという事実は広く周知されていないのが不幸な現実を目の当たりにしやすいです。
結果として男性の乳がんは、女性と比べて受診がずっと遅れやすいです。
より悪化した状態で発見することが多く、転移も進んでいることが多いのが現状です。
■メタボリック・運動不足・肥満が!?
女性の乳がんのリスクとして、喫煙や飲酒、夜間勤務が挙げられます。
ただこれらは、男性の場合、乳がんとの関連ははっきりと証明されていません。
男性の場合のリスク因子というと、メタボリック症候群と乳がんの関連性を前述に説明しました。
また運動不足や肥満が乳がんのリスクです。
男性の乳がんは年齢とともに増えますから、毎日の正しい生活習慣の継続が大切です。